諏訪清陵高等学校附属中学校

Suwa Seiryo Junior High School

12/12 社会の授業

 3年生の社会科では、現在、公民分野の学習を進めています。本日は「ニュース解説をしよう」をテーマに、今の日本の政治や経済について調べ、わかりやすく説明する活動を行いました。

 題材として、高市首相と植田日銀総裁の会談を取り上げ、事前に「円安」「利上げ」などの重要語句を資料集やタブレット端末で調べました。そのうえで、視聴者が納得できる解説になるよう内容を整理し、発表に備えました。

 授業では、ニュース番組の解説コーナーをイメージし、グループ内でキャスター役、解説者役、視聴者役に分かれて進行しました。キャスター役は解説を引き出す質問を工夫し、解説者役は聞き手に伝わる話し方を意識するなど、どのグループも本物のニュース番組さながらのやり取りが見られました。視聴者役の生徒は「専門性」「質問力」と「わかりやすさ」の観点から発表を評価し、互いに学び合う姿が見られました。活動後には、「物価高はどのような要因で起こり、どのような対策が考えられるか」について、自分の言葉でまとめました。

 生徒からは、「円安や物価高、金融政策などを何となくしか理解していなかったが、つながりが分かって複雑さを実感した」「金利が経済に与える影響を理解できた。海外の動きにも関心を持ちたい」などの振り返りがありました。自分の言葉で説明する活動を通して、各用語の意味を理解するだけでなく、社会で起きている出来事をより深く考える姿が見られました。

12/10 数学の授業(自由進度学習と一斉授業)

 本校の数学科では、自由進度学習と一斉授業を選ぶことができます。みんなで意見交換をしながら追求したいときは一斉授業を、自分のペースで学習を進めたいときには自由進度学習を、単元ごとや前期と後期など、学年によって異なりますが、学び方を選択できるようにしています。

 教科担当の先生と一斉に学習する生徒もいれば、教室内外の様々な場所で友だちと協力して学んだり、一人で集中してプリントに取り組んだりする生徒もいます。生徒自身が理解度やペースに応じて学び方を選択し、課題に向き合い学習を進めていきます。

 また、タブレット端末を活用し、学習計画を立てたり、学習の振り返りを行ったりしています。学びの見通しを持ちながら主体的に行動する姿が多く見られるようになってきました。

 1学年では、現在「平面図形」の学習に取り組んでいます。自分のペースで学習を進められる環境の中で、生徒一人ひとりが意欲的に取り組んでいる様子が印象的です。

自由進度(今日取り組む学習プリントを自分で選びます)
一斉授業(みんなで意見交換しながら授業が進みます)
自由進度(ラウンジで学習する生徒もいます)
自由進度(互いに教え合うことでさらに理解が深まります)

12/4 高校生教員体験実習

 11月下旬から12月上旬にかけて、高校2年生による教員体験を行いました。これは高校のキャリア教育の一環として、教職に関心を持つ20名の高校生が附属中学校で実際に授業を体験するものです。

 授業を受けた中学生たちは、高校生の話に真剣に耳を傾け、課題にも積極的に取り組んでいました。高校生の先輩が自分の目標に向かって努力する姿から、多くの学びを得たことでしょう。

 進路について本格的に考え始めるこの時期に、教員体験ができるのは中高一貫教育を行う清陵ならではです。参加した高校生には、教員の立場から「授業の楽しさ」や「やりがい」を少しでも体感してもらえたと思います。この機会を今後の進路選択に生かしてもらいたいと思います。//

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