諏訪清陵高等学校附属中学校

Suwa Seiryo Junior High School

清水ヶ丘だよりJr.

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3/18 海外語学研修報告

3/18(月)の朝のE-timeの時間に、シンガポールでの研修を終えた8期生から、9期生に向けて海外語学研修の報告がありました。8期生の代表のKさんとOさんからはそれぞれ、
・英語は頑張れば単語だけでも伝わるし、日本で聞くのとはまた違う独特のアクセントがある英語でも、ゆっくり話してもらうようにすれば理解できる
・つらい思いもあったけれど、帰ってくれば楽しい研修だったと思うし、英語がより好きになれた
・食事の味が濃かったり重かったりしたのが一番大変だったけれど、無理せずにきちんと伝えれば何とかなる
・英語の力を伸ばすことに加えて、文化の違いに目を向けて過ごせば、より充実した研修になる
などの体験談や話がありました。
実際に海外で過ごし、ホームステイや語学研修を経験した先輩からの話は、何よりも価値のある生きた情報となったことでしょう。9期生の皆さんは、来年の語学研修に向けて、期待が膨らんだと思いますので、引き続き学習に励んでいってほしいと思います。また、8期生の皆さんも、今回のシンガポールでの経験を、高校やその先の将来に思いきり生かしていってほしいと思います。

3/14, 15 2学年学習合宿

3/14,15(木、金)の2日間、2年生が学習合宿に行ってきました。
雪がまだ残る高遠青少年自然の家で、生徒が先生となって行う教科の授業を行ったり、探究課題として清陵の魅力を伝えるポスター作りを行ったりしました。驚くほど手の込んだプリントを用意したり、実験を通して理解を深めたり、整った板書で分かりやすい解説をしたり、まさに教師顔負けの授業を展開していました。また、授業を受ける側も、好奇心旺盛に前向きな姿勢がどの教室でも見られました。
探究課題のポスターも、各グループともメンバーの力を結集させ、力作ぞろいの作品が並びました。運動企画や星空観察でも、担当の生徒が率先して準備や運営をまとめている姿が見られ、どの生徒も活躍する場面があったように思います。この合宿の大きなテーマである「研鑽」,「生徒がつくる学習合宿」が見事に実現されていました。
最後の振り返りで「2日間を点数で表すと?」の問いには、多くの生徒が100点の枠に収まらない高得点をつけていました。9期生にとって初めての宿泊行事は、一人ひとりが仲間と協力することのよさや達成感、成果を得られる時間となりました。

入所式
国語
英語
理科
社会
数学
ポスター作り
ポスター作り
ポスター作り
ポスター発表
振り返り会

3/13 バスケ・バドミントンクラスマッチ

3/13(水)、各学年でクラスマッチが行われました。1,2年はバスケットボール、3年はバドミントンをプレイしました。バスケットボールでは鋭いドリブルやパスワークで相手チームの守りを切り崩してシュートを決めたり、一生懸命にリバウンドやディフェンスに励んだり、白熱した試合が繰り広げられていました。3年のバドミントンは、学級閉鎖もあってクラス内での試合となりましたが、スマッシュやヘアピンショットなどを駆使して、レベルの高い戦いをしていました。
どの学年でも、互いの好プレーに歓声があがり、何より楽しそうにプレーしている姿が光っていました。各クラス結果は様々ですが、全力でプレーし、全力で応援する姿が見られ、爽やかな汗と爽やかな笑顔がはじけていました。クラスはもちろん、それぞれの学年として大切な思い出となりました。また、体育委員中心に事前準備から当日までの運営を行い、生徒たち自身の手でクラスマッチという行事を作り上げたこともとても素晴らしいことですね。

3/8-10 海外語学研修6日目~最終日

語学研修もいよいよ後半です。
6日目は、現地のブラザー&シスターとして登録されている学生たちと、バディを組んでの班別研修となりました。事前に班ごと立てた計画に沿って、英語でコミュニケーションをとりながら、シンガポールの有名な地を回りました。研修という意味合いが強かったここまでの日程と比べ、観光を楽しむという意図で設定した1日です。シンガポール動物園やセントーサ島といった人気スポットから、シロサ砦などの史跡まで、各班様々な場所を楽しみ、現地の文化を学んできました。ブラザー&シスターの中には日本語が堪能な学生もいたようで、彼らが日本語で話し、清陵生が英語で話す、という不思議な班もあったようです。研修を終え、集合場所に集まった生徒に話を聞くと「話しているうちに、英語を日本語に変換しなくてもわかるようになってきた」と話してくれた生徒も。約1週間、日本語以外の言語に囲まれて過ごし、短期とはいえ留学と同様の学びを得ている生徒もいたようです。
7日目、いよいよ語学研修最終日となりました。この日はお世話になったホストファミリーと最後に思い出をつくるためのファミリーデーです。家でゆっくり家族と過ごした生徒、お土産のショッピングに出掛けた生徒、まだ行っていない観光地へ連れて行ってもらった生徒、それぞれいたようです。各ご家庭の形で、家族としての時間を大切にできたのではないかと思います。集合場所でのお別れの場面では、生徒もファミリーも涙ぐみながら握手をしたりハグをしたり、充実した1週間だったことがわかる感慨深い瞬間となりました。「帰りたくない!」「絶対また来る!」そんな声があちこちから聴こえてきました。人との出会いは人生においてかけがえのない宝であること、異なるバックグラウンドをもつ異国の人とも分かりあえること、そして英語という言語がその手助けとなること。それらをしっかりと体験することができたのではないかと思います。
帰りの飛行機は深夜便のため、空港に行く前にガーデンバイザベイで夕食とスペクトラショーを楽しみました。フードコートには、世界各地の食べ物が集まっており、他民族国家であるシンガポールらしさを最後に改めて感じられたようです。スペクトラショーは、水と光を使った幻想的なショーです。シンガポールを離れる前の最後に、これまでを振り返るようなしっとりとしたひとときとなりました。現地時間午前1:30にチャンギ国際空港から日本へ向けて出発しました。これまでに3回の入国審査を経験し、空港での手続きは手慣れた様子でした。今後の海外旅行でも役立つことでしょう。疲労もピーク、飛行機の中ではほとんどの生徒がすぐに眠り、往路とは異なる静かな機内での時間となりました。帰国後、中部国際空港から諏訪までバスでの移動でしたが、バスの車中も驚くほどの静けさ。その疲労感が、きっとそのままこの1週間の密度の濃さを表していたのだと思います。海外で過ごす楽しさ、大変さ、日本とは異なる価値観、そして自分の英語力の現状。日本にいては感じられないこと、学べないことを肌で感じた1週間。きっと参加した8期生のこれからの人生において、かけがえのない時間となったことでしょう。本研修の実施にご支援ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

3/6,7 海外語学研修4,5日目

4日目は、3日目の日程をABそれぞれ入れ換えての研修でした。
A組はシンガポール国立大学を訪問し、大学生との交流を行い、B組は国際バカロレア認定校を訪問し、キャンパスツアーと講義体験です。
国立大学での交流では、B組に負けずA組の生徒たちも、歌を交えたり、カップヌードルを実際に作りながら紹介したりと、趣向を凝らしたプレゼンを行いました。交流後には「昨日の生徒たちもそうだったけど、中学生と思えないくらい英語が上手だね!」と嬉しい言葉をいただきました。
バカロレア認定校はとにかく設備が先進的で、海外と日本の学校のギャップは大変な刺激になったようです。また、講義体験では元空軍のエンジニアの方から、飛行機の構造についてレクチャーを受けました。もちろんすべて英語ですが、授業者の方の明朗な発話に、自然と聞き入ってしまうような魅力的な講義でした。終了後には、一人一人卒業証書をもらい、現地の方の温かさにも触れながら体験を終えることができました。

5日目はシンガポールからマレーシアに移動し、現地大学との交流とホームビジット(現地家庭を訪れての生活体験)を行いました。
国境を越えるため、入国審査を通過しなければいけませんが、シンガポールよりも厳しい管理官のかたも多く、大変な思いをしながらなんとか英語で乗りきった生徒もいました。
まず訪れたマレーシア工科大学では、多目的ホールで歓迎セレモニーを開いていただき、そのまま交流の時間となりました。入ったときから積極的に話しかけ、コミュニケーションをとろうとしてくれる学生ばかりで、生徒たちは英語でのやり取りを楽しむことができていました。セレモニーでは、現地の伝統的な踊りや、ポピュラーな音楽を披露してくださり、温かな歓迎にこちらの緊張も和らぎました。
お礼として清陵生からは、清陵祭で披露した学年合唱「虹」を披露しました。海外での合唱、なかなかできる経験ではないと思いますが、堂々とした8期生らしい合唱を披露することができました。現地の学生、先生方からも「感動した!」という感想をいただきました、
その後の交流の時間では小グループに別れ、現地の遊びやお菓子を体験したり、日本の遊びも紹介したりと、海外の方との交流でしかできない貴重な経験をすることができました。最初はグループごとでしたが、次第にグループが混ざり始め、終始笑い声に包まれた素敵な時間となりました。世界の共通言語としてポピュラーな英語を学ぶ意義はもちろんですが、コミュニケーションをとりたい、相手のことを知りたい、そういう気持ちがあれば国境はないんだということを実感できたのではないかと思います。

続けて大学からマレーシアのシナラン村に移動し、ホームビジットです。
日本とは全く異なるマレーシアの田舎の風景は生徒にとって大変新鮮なものだったと思います。
最初に村の公民館に集合し、歓迎式を行っていただきました。現地の子どもたちによる太鼓のパフォーマンスもあり、こちらでも温かな雰囲気で迎えていただきました。
その後グループごとのホームビジットとなりました。民族衣裳を着て、カレーなど現地の食事をスプーンなどは使わずに手で食べるなど、そのままの暮らしを体験してきました。小さなお子さんのいる家庭が多く、きょうだいのような雰囲気で交流を楽しんでいました。マレーシアはシンガポールよりもさらに暑く、初めはぐったりした様子もありましたが、体験を終え帰ってくる頃にはすっかり笑顔になり、ファミリーとの別れを惜しむ風景もあり、文化と人の温かさに触れる素敵な時間となったようです。

明日は班ごとに立てた計画に沿って、ブラザー&シスターの大学生と市内班別研修です。色々な文化に触れ、楽しみ学んできてくれることを期待しています。