諏訪清陵高等学校附属中学校

Suwa Seiryo Junior High School

清水ヶ丘だよりJr.

カテゴリー:清水ヶ丘だよりJr.

2/6 性教育講演会(2学年)

6日(木)に、東海大学付属諏訪高校の佐藤良裕先生を講師にお招きし、2学年で性教育講演会を行いました。

発達段階に応じて様々なことを扱う心と体の学習ですが、2年生では「男女の心身の特質を理解し、自己や他者を尊重する態度を育み、望ましい人間関係を築くことのできる資質や能力を育てること」をとしています。
この日は思春期の心と身体の変化、男女の心と身体の違い、LGBTについてを主な話題として扱っていただきました。こういった話題は大切であると同時に、デリケートな話題でもあり、聴くことに抵抗がある人もいると思います。思春期の中学生には、特にそういった生徒は多いかもしれません。

ですが佐藤先生の熱のこもった、そして温かい語り口調のおかげで、生徒たちは顔を上げてしっかりと記録を取りながら話を聴くことができていました。

「ありにのままの自分を受け容れること」「他者との違いを感じ取ることが自立への第一歩」など、大切なメッセージを沢山いただきました。
生徒たちにとって、性に関する正しい知識を得るのはもちろんですが、男女お互いの違いや性の多様性を知り思いやりの心をもつこと、日常の関わりで大切にすることを学ぶ良い機会になったと思います。
佐藤先生ありがとうございました。

2/5 教頭先生講話(3学年)

5日(水)の6校時、中高教頭である白木先生による、3年生の高校進学に向けた講話を行いました。

前半は「中学と高校の違いは何だと思う?」「高校生活で楽しみなことは何?」など、生徒に多くの問いが投げかけられ、和やかな雰囲気で講話は始まり、生徒たちも笑顔で聴いていました。

自主性の大切さ、義務教育との違いなど、進学にあたり意識したいことを、視覚資料も使いながら丁寧にお話しいただき、前半にこやかに聴いていた生徒たちも、中盤以降は熱心にメモをとりながら聴き入っていました。

終了後生徒に話を聞くと「何となくあった高校生活のイメージが具体的になってきた」「自分で考えて動かないと置いて行かれてしまうことがわかった」など、良い感想をたくさん聴くことができました。
市町村立の学校でも、進路指導の先生からこうしたお話を聞くことはありますが、現職の教頭先生から直接お話を聴くのは、少し印象が異なるのではないでしょうか。

この他にも3学年では高校進学に向け、高校の先生方による授業体験など、中高接続がスムーズにでき、生徒のより良い高校生活につながる活動をしていく予定です。
中高一貫だからこそできるこういった取り組みを、今後も大切にしていきたいと思います。

2/1 中学校学習発表会・高校課題研究発表会

1日(土)に、諏訪市文化センターにて、中高合同の学習発表会、課題研究発表会が行われました。
清陵高校、附属中学校の1年間の探究学習の成果を発表する場です。
高校からは課題研究や科学系部活動の代表グル-プの発表があり、中学からは各学年の代表者と科学部の代表グループが、総合的な学習の時間AC(Academic Communication)での”Seiryo TanQ”等の探究学習の成果を発表しました。

また、中高それぞれで、代表者や科学部によるポスターセッションや展示、SSH研修の報告も行われました。どの発表・展示も、各自の関心に基づいた丁寧な実験や調査、考察がされており、清陵生らしい高度でアカデミックな内容に関心させられました。

ステージ発表では、中高合わせて約1000人近い聴衆がいる中、中学の代表者たちも立派にこれまでの成果を発表しました。一見難しそうな高校生の発表に対して中学生が積極的に質問する姿もあり、お互いの研究に刺激を受け合う良い時間になったのではないでしょうか。

昨今耳にする機会が増えてきた探究学習ですが、本校、そして清陵高校はその先駆けといえる学校で、長い間大切にしてきている学びのスタイルです。この発表会を機に、各自の探究学習がますます深まっていくことを願っています。

1学年代表発表「鉄平石と龍渓石」
2学年代表発表「ゆで卵のきれいに剥くには」
3学年代表発表「生分解性プラスチック」
科学部代表グループ「卵殻からチョークをつくるには」
ポスターセッション①
ポスターセッション②

1/22 海外語学研修事前研修(3学年)

22日(水)の放課後、3月に予定されている海外語学研修の事前研修会を、担当業者のISA様に行っていただきました。

3年生の希望者が参加する語学研修、昨年の渡航先はシンガポールでしたが、今年度はニュージーランドでの研修です。
ホームステイの心構えや海外で過ごす上で大切にしたいこと、準備しておくことなどを、生徒への質問を交えながら、丁寧に楽しくお話しいただき、生徒にとってはこの研修だけでもたくさんの学びがあったことでしょう。

今年度は約60名の生徒が参加予定です。出発まで残りおよそ1ヶ月、研修を有意義なものにできるよう、事前準備、学習を怠らず各自進めていってほしいと思います。

1/27 清陵ディベートまとめ

27日(月)の学びたいむでは、今年度の清陵ディベートの振り返りを行いました。
1年間、ともにディベートに取り組んだグループで集まり、学んだことや課題をまとめ、伝え合いました。
この清陵ディベートについて生徒に話を聞くと「大変!」「難しい!」という答えが返ってくることが多いです。確かに、根拠を集めて論を組み立て、相手の論に応じてその場で尋問や反論を考えるというのは、多くの中学生にとっては難しい活動だと思います。

そんな生徒にとって大変な活動を終えての感想を、各学年少しずつ紹介したいと思います。

【1年生】
・1年やってみて、少し論理的に話す力がついたと思う。先輩方はやっぱり尋問や反駁が上手くて、自分   
 もあんな風にやればいいのかと学びになった。
・日常で家族や友だちに自分の話を分かって欲しいときにも、理路整然と話す力がついたと思う。
【2年生】
・去年よりも、相手の主張に対してすぐに反論が浮かぶようになった。実際の数値が、議論の根拠とし    
 てどれだけ大切なものか学んだ。
・自分の置かれた立場(肯定・否定)に応じて、様々な点から広い視野で考えられるようになった。
・内容以上に、メンバーの堂々と話す姿から、自信をもって話すことの大切さを学ぶことができた。
【3年生】
・反論する上でも、まずは相手の話をしっかり理解することが大切。人の話を理解しようとしながら聴  
 くことができるようになったと思う。これは日常でも活かしていきたい。
・1年の時は意見をぶつけることが怖いと思っていたが、3年間取り組んでその楽しさに気づくことがで
 きた。
・言い方は優しく、でも意見は厳しくということをこれからの人生で議論する場面でも徹底していきた
 い。

これらはほんの一部ですが、「大変、難しい」と感じる活動に取り組んだからこそ見えてきた価値ある学びが沢山あったのでしょう。日常生活や様々な試験、これらが役立つ場面は今後沢山あるはずです。
せっかく大変な活動を超えて得た学び。よりよく生きるために活かしていってください。