諏訪清陵高等学校附属中学校

Suwa Seiryo Junior High School

12/26 後期前半まとめの会

 本日、6時間目終了後に後期前半まとめの会が行われました。

 はじめに賞状伝達が行われました。科学、英語、作文、統計グラフ、書道、絵画など様々な分野で清陵生の活躍が見られました。

 続いて、生徒代表意見発表がありました。各学年の代表生徒が後期前半を振り返り、それぞれの考えや学びを発表しました。1年生代表の生徒は「意欲的に学習することの大切さ」について、2年生代表生徒は「知識の継承と失敗を恐れず挑戦すること」について、3年生代表生徒は「継続することの大切さと周りの支え」についての内容でした。

 最後に、副校長先生よりお話をいただきました。

 後期前半には湖周マラソンや音楽会、土曜講座、3年生の研修旅行などの行事がありました。湖周マラソンや音楽会では、目標に向かって全力を尽くす生徒のみなさんの姿をたくさんみることができました。土曜講座や3年生の研修旅行では様々な方の話を聞いたり、実物に触れたりすることで、学びを深めることができたのではないでしょうか。

 明日から年末年始休業になります。副校長先生のお話の通り、清陵中に来たからこそできる時間の使い方を意識して、有意義な休みにしてもらいたいと思います。

12/20 土曜講座

 12月20日に土曜講座が行われました。本校の土曜講座では、生徒が広く社会を見つめ、社会における役割や将来の生き方を考えることを目的として、様々な講座を設定しています。清陵の卒業生の方々や、様々な分野で活躍し、世界を見てきた方々を講師としてお迎えし講演をしていただいています。

今年は以下の講座がありました。

1年生:SUWA小型ロケットプロジェクト

主催 SUWA小型プロジェクト 信州大学航空宇宙システム研究拠点宇宙システム部門       

共催 信州大学ロケットクラブ                                

講師 中山 昇先生(千葉工業大学工学部 宇宙・半導体工学科 教授)

2年生:感染症医療研修                                          

講師 金井 信一郎先生(信州大学医学部附属病院感染制御室 副室長)

3年生:各界をリードする清陵                                          

講師                                            

今井 拓様(諏訪中央病院統括院長)                               

草間 茂樹様(国際公認投資アナリスト 総合アートディレクター)                

敦賀 不二佳様(愛知県知多市役所健康推進課 保健師)                     

伴野 豊様(九州大学名誉教授 駒ヶ根シルクミュージアム館長)

 どの講座でも、生徒は目を輝かせながら食い入るように話を聞いていました。講座によっては、実物に触れる機会も設定されており、様々な分野で活躍されている講師の方々の話を聞いたり、体験したりすることを通して、自己を見つめ、これからの自分の在り方を考える機会となっていました。また、小学校5,6年生の皆さんにも案内をしたところ、多くの方にご参加いただけました。こちらもありがとうございました。

12/15 理科の授業

 3年生の理科では、現在「エネルギー」の単元を学習しています。

 今日の授業では、まず2台の手回し発電機を用いた実験を行いました。導線をつないだ発電機のうち、片方を回すと、もう一方のハンドルが回りだします。そこで、片方を10周回すと、もう一方は何周回るのか調べました。結果は7.5周でした。この実験から、手回し発電機を回すことによって運動エネルギーが電気エネルギーに変換され、もう一方の発電機に伝わることで、再び運動エネルギーに変換されていることや、最初のエネルギーがすべて変換されているわけではないことを確認していました。

 次に、どの程度の位置エネルギーがどの程度の電気エネルギーに変換されるのか、エネルギー変換効率を調べる実験に取り組みました。実験を通して生徒たちはエネルギーの変換効率が思っていた以上に低いことに驚いている様子でした。また、班による実験結果の値の違いの要因は何によるものなのか、どのような工夫をすればさらに変換効率を高めることができるのか、生徒たちの追究はさらに続きます。

 清陵中の理科の授業では、自分たちで実験方法を考えたり、実験の結果から考察し、それを共有したりすることを大切にしています。自ら科学的に問題を解決していく授業に、生徒たちはとても意欲的に取り組み、日々学びを深めています。

 

2台の手回し発電機を使った実験の様子
実験中、それぞれの分担の計測をしています

12/12 社会の授業

 3年生の社会科では、現在、公民分野の学習を進めています。本日は「ニュース解説をしよう」をテーマに、今の日本の政治や経済について調べ、わかりやすく説明する活動を行いました。

 題材として、高市首相と植田日銀総裁の会談を取り上げ、事前に「円安」「利上げ」などの重要語句を資料集やタブレット端末で調べました。そのうえで、視聴者が納得できる解説になるよう内容を整理し、発表に備えました。

 授業では、ニュース番組の解説コーナーをイメージし、グループ内でキャスター役、解説者役、視聴者役に分かれて進行しました。キャスター役は解説を引き出す質問を工夫し、解説者役は聞き手に伝わる話し方を意識するなど、どのグループも本物のニュース番組さながらのやり取りが見られました。視聴者役の生徒は「専門性」「質問力」と「わかりやすさ」の観点から発表を評価し、互いに学び合う姿が見られました。活動後には、「物価高はどのような要因で起こり、どのような対策が考えられるか」について、自分の言葉でまとめました。

 生徒からは、「円安や物価高、金融政策などを何となくしか理解していなかったが、つながりが分かって複雑さを実感した」「金利が経済に与える影響を理解できた。海外の動きにも関心を持ちたい」などの振り返りがありました。自分の言葉で説明する活動を通して、各用語の意味を理解するだけでなく、社会で起きている出来事をより深く考える姿が見られました。