2/18,19 後期総合テスト
18日(火)、19日(水)の2日間、後期総合テストが行われました。
総合テストは「思考・判断・表現力を測るテスト」「周りとの比較ではなく個人の思考力の成長を見取るテスト」として位置づけています。
思考力を問う問題は、読んですぐにわかる一問一答形式の問題ではありません。問題文をしっかり読んだうえで、じっくり考え悩んで判断する問題、解答に至るまでの思考の過程の説明を求める問題など、解答者にとっては骨の折れる問題ばかりです。
普段は活発な授業も多い本校ですが、この2日間は張り詰めた緊張感が無言の教室に漂い、目の前の問題に真剣に、諦めずに取り組む清陵生の粘り強い姿を見ることができました。
テスト返却は来週行われます。結果に一喜一憂するのではなく、自分にフィードバックして今後の糧となるテストにしてほしいと思います。

2/11~17 自反週間
本校では、前後期総合テスト前の1週間を「自反週間」としています。
校是に則り、自分の取り組みを振り返りながら、テストやその後に向けて自身を成長させるための期間にして欲しい、という意図で設けている期間です。部活動はこの期間休みになり、自習や教科担任への学習相談のため、完全下校の17:40まで校舎を開放しています。
1人で黙々と取り組む生徒、仲間と相談しながら取り組む生徒、参考書と向かい合う生徒、タブレットで学習する生徒。授業と同様に、学習の方法は生徒により様々です。
遠方から通学する生徒も多い本校ですが、帰学活終了後から完全下校までのおよそ2時間、ホームルーム教室やラウンジ、集会用の教室まで、校舎の至る所で学習に励む姿が毎日見られます。学習への意欲の高さが窺える嬉しい期間ともなりました。





2/6 性教育講演会(2学年)
6日(木)に、東海大学付属諏訪高校の佐藤良裕先生を講師にお招きし、2学年で性教育講演会を行いました。
発達段階に応じて様々なことを扱う心と体の学習ですが、2年生では「男女の心身の特質を理解し、自己や他者を尊重する態度を育み、望ましい人間関係を築くことのできる資質や能力を育てること」をとしています。
この日は思春期の心と身体の変化、男女の心と身体の違い、LGBTについてを主な話題として扱っていただきました。こういった話題は大切であると同時に、デリケートな話題でもあり、聴くことに抵抗がある人もいると思います。思春期の中学生には、特にそういった生徒は多いかもしれません。
ですが佐藤先生の熱のこもった、そして温かい語り口調のおかげで、生徒たちは顔を上げてしっかりと記録を取りながら話を聴くことができていました。
「ありにのままの自分を受け容れること」「他者との違いを感じ取ることが自立への第一歩」など、大切なメッセージを沢山いただきました。
生徒たちにとって、性に関する正しい知識を得るのはもちろんですが、男女お互いの違いや性の多様性を知り思いやりの心をもつこと、日常の関わりで大切にすることを学ぶ良い機会になったと思います。
佐藤先生ありがとうございました。

2/5 教頭先生講話(3学年)
5日(水)の6校時、中高教頭である白木先生による、3年生の高校進学に向けた講話を行いました。
前半は「中学と高校の違いは何だと思う?」「高校生活で楽しみなことは何?」など、生徒に多くの問いが投げかけられ、和やかな雰囲気で講話は始まり、生徒たちも笑顔で聴いていました。
自主性の大切さ、義務教育との違いなど、進学にあたり意識したいことを、視覚資料も使いながら丁寧にお話しいただき、前半にこやかに聴いていた生徒たちも、中盤以降は熱心にメモをとりながら聴き入っていました。
終了後生徒に話を聞くと「何となくあった高校生活のイメージが具体的になってきた」「自分で考えて動かないと置いて行かれてしまうことがわかった」など、良い感想をたくさん聴くことができました。
市町村立の学校でも、進路指導の先生からこうしたお話を聞くことはありますが、現職の教頭先生から直接お話を聴くのは、少し印象が異なるのではないでしょうか。
この他にも3学年では高校進学に向け、高校の先生方による授業体験など、中高接続がスムーズにでき、生徒のより良い高校生活につながる活動をしていく予定です。
中高一貫だからこそできるこういった取り組みを、今後も大切にしていきたいと思います。




2/1 中学校学習発表会・高校課題研究発表会
1日(土)に、諏訪市文化センターにて、中高合同の学習発表会、課題研究発表会が行われました。
清陵高校、附属中学校の1年間の探究学習の成果を発表する場です。
高校からは課題研究や科学系部活動の代表グル-プの発表があり、中学からは各学年の代表者と科学部の代表グループが、総合的な学習の時間AC(Academic Communication)での”Seiryo TanQ”等の探究学習の成果を発表しました。
また、中高それぞれで、代表者や科学部によるポスターセッションや展示、SSH研修の報告も行われました。どの発表・展示も、各自の関心に基づいた丁寧な実験や調査、考察がされており、清陵生らしい高度でアカデミックな内容に関心させられました。
ステージ発表では、中高合わせて約1000人近い聴衆がいる中、中学の代表者たちも立派にこれまでの成果を発表しました。一見難しそうな高校生の発表に対して中学生が積極的に質問する姿もあり、お互いの研究に刺激を受け合う良い時間になったのではないでしょうか。
昨今耳にする機会が増えてきた探究学習ですが、本校、そして清陵高校はその先駆けといえる学校で、長い間大切にしてきている学びのスタイルです。この発表会を機に、各自の探究学習がますます深まっていくことを願っています。







