2/27 語学研修Ⅱ事前学習
3年生のシンガポール語学研修まであと1週間を切り、その準備が着々と進んでいます。英語の授業でも、「ホストファミリーとの初対面で自己紹介をしてみよう」、「現地で体調不良になったら、どうやって伝えるか」、「最後のお別れではどう感謝の気持ちを伝えようか」など具体的な場面を想定したコミュニケーションの練習を継続して行っています。2/27(火)の授業では、現地の大学生との交流に向けて、日本紹介のプレゼンのリハーサルを行いました。すでに折り紙細工を準備してあるグループもあれば、日本の食べ物を体験してもらおうとどんなものを持参していくか考えたり、動画を見せながら話したりするグループもありました。授業の後半では、当日の行程をグループごとに考える時間があり、現地の観光地などを調べながら、シンガポール訪問に心躍らせていました。準備をきちんと整えつつ、現地では失敗を恐れずコミュニケーションを楽しむ気持ちで、かけがえのない海外体験にしてほしいと思います。
2/26 教科横断的学習Day
2/26(月)は、清陵中では毎年恒例の教科横断型授業の日でした。発展的で教科横断的な学習を通して、各教科への興味・関心を高めるとともに、教科等横断的な視点に立った資質・能力(言語能力、情報活用能力、問題発見・解決能力等)を高めることが、ねらいです。複数の教科がコラボレーションして授業を行いました。今年度は、1年生は「国語×社会」「数学×保体」「理科×英語」、2年生は「国語×英語」「数学×養護」「社会×英語」、3年生は「数学×英語」「国語×理科」という組み合わせで授業を実施しました。
先週から、各教科の先生が熱心に協議を重ね、生徒たちの興味関心を高める最適な内容を検討する姿が、職員室にあふれていました。生徒たちも活発に取り組み、異なる教科の知識を結びつけることで、柔軟な発想で新たな発見や学びを得ている様子でした。異なる教科を関連付けることで、様々な角度から学習を楽しむことができたのではないでしょうか。清陵中生の主体性、協働力、そして知的好奇心の高さを再認識できた1日でした。
2/22 AC年度末発表会
2/22(木)、第2回参観日として、AC年度末発表会が行われました。ご参観いただいた皆様、ありがとうございました。
清陵中のAC(アカデミックコミュニケーション・学究的対話)とは、
・対話やセッションを通して、知識・技能・表現力を高める
・外部への取材や企業との連携を通して、知識・技能・表現力を高める
・多様な人との対話を通して、学ぶことの楽しさを感じる
が具体的な内容としてあげられています。そのスキルを養うために、用意された答えがない問いに対して正しいと思われる答えを導き出す、「探究」の活動を行っています。
今回、生徒たちが発表した探究のテーマは、理科的な内容や心理学的なもの、実際のものづくりなど多岐にわたっていましたが、どの発表でも、「実験→考察→新たな問い→実験→…」というサイクルがあり、また、聞き手にわかりやすく伝わるように工夫してまとめられていました。
聞き手側も、頷いたりメモを取ったりしながら聞いて、内容についての質問を積極的にしようとする姿が見られました。聞き手として、クリティカルシンキングの力を高めることが、自らの探究における課題の再発見にもつながります。今日の発表会が自身の探究活動の新たなスタートとなるように、引き続きアカデミックコミュニケーションの力を磨いていってほしいと思います。今日の発表に向けてたくさんの労力を準備に費やしてきたと思います。一人ひとり、堂々と発表する姿が清陵生として本当に誇らしいものでした。お疲れさまでした。
また、今年度最後のPTA集会もあり、役員の皆様からあいさつをいただきました。1年間お世話になりました。ありがとうございました。
2/19-20 後期総合テスト
2/19(月), 20(火)の2日間、後期総合テストが行われました。テストに向けてまとめたり、学びを深めたり、集中して取り組んできた成果を出すことができたでしょうか。総合テストで問われる思考力・判断力・表現力は、一夜漬けで身につくものではないでしょう。毎日の授業でどれだけ自分でとことん考えることができているか、一つの課題に対して、自ら新たな疑問を持ったり周りの仲間と対話したり、そして普段からどれだけ具体的に自分の考えや思いを表現しているか、が大事なポイントのはずです。1年間の学びの一つの集大成として、今の自分の到達レベルを知り、これまでの自身の学びに対する姿勢を振り返り、さらに力を伸ばすための今後の取組につなげていけるように、今回の総合テストを活かしていってほしいと思います。
2/16 性教育講演会
2/16(金)、講師に東海大学付属諏訪高等学校の佐藤先生をお招きして、2年生を対象に性教育講演会が行われました。性教育は、発達段階に応じて様々な学習が行われますが、2年生は「男女の心身の特質を理解し、自己や他者を尊重する態度を育み、望ましい人間関係を築くことのできる資質や能力を育てること」を目標に学習しています。
佐藤先生からは「ありのままの自分を肯定的、好意的に受け止めることができる態度を大切にしてほしいこと」「他者との違いを感じることが、本当の自分・新しい自分との出会いであり、自立への第一歩であること」「自分の言葉に責任をもつということ」「身体(性)の自己決定権があるのは自分だけ、嫌な時に嫌と言えることの大切さ」「性の多様性」など、様々なことを教えていただきました。そして、『正しい知識は自分を救い、相手を護る』ということを伝えていただきました。
中学生だけでなく、大人でも、悩んだり、自尊感情が低くなってしまったり、他者との違いに敏感になってしまったりすることはあります。聴いていて、『ありのままでいいんだよ』と、寄り添ってもらえているような感覚を覚えました。
生徒たちは、「I am OK.でいられるように、自分を受け入れられるように、自分らしくありのままでいいのだと、背中を押してもらえたような気がした」「人によって価値観は違うから、お互いの基準を合わせるように歩み寄っていくことが、相手も自分も大切にしていくための一歩だと思った」など感想にまとめていました。思春期の生徒たちにとって、本当に貴重な話となったようです。佐藤先生、ありがとうございました。