諏訪清陵高等学校附属中学校

Suwa Seiryo Junior High School

3/19 3年生を送る会

3/19(火)、3年生を送る会が行われました。今年は1,2年生の各クラスがつくった「国」を、3年生が「ロケ」して回っていくという、「Seiryoの未来までイッテQ~在校生からの感謝祭SP~」という企画を行いました。高校入試期間の休業があったり、2年生の学習合宿をはさんだりして、時間が限られていた中でも、「3年生に楽しんでもらおう」,「感謝の気持ちを伝えよう」という思いのもとに、それぞれの「国」で楽しいアトラクションを演出していました。3年間の思い出や高校で楽しみにしていることを考える企画もあり、どの会場でも大盛況を見せていました。
会の終盤では、3年生への思い出ムービーが流され、1,2年生から水引のストラップが記念品として贈られました。水引には遣隋使の航海の安全を祈願して贈られたという由来があり、中学校を卒業して人生の「航海」を進めていく3年生にその安全を祈る、という思いが込められています。
最後に3年生からも感謝のメッセージとビデオが送られました。語学研修先のシンガポールで撮影されたシーンがあるなど、念入りな準備と思いが込められた素敵な動画となっていました。
企画した1,2年生も、催し物を楽しむ3年生も、全員が笑顔になり、全校の思い出に残る楽しい会になりました。

3/18 海外語学研修報告

3/18(月)の朝のE-timeの時間に、シンガポールでの研修を終えた8期生から、9期生に向けて海外語学研修の報告がありました。8期生の代表のKさんとOさんからはそれぞれ、
・英語は頑張れば単語だけでも伝わるし、日本で聞くのとはまた違う独特のアクセントがある英語でも、ゆっくり話してもらうようにすれば理解できる
・つらい思いもあったけれど、帰ってくれば楽しい研修だったと思うし、英語がより好きになれた
・食事の味が濃かったり重かったりしたのが一番大変だったけれど、無理せずにきちんと伝えれば何とかなる
・英語の力を伸ばすことに加えて、文化の違いに目を向けて過ごせば、より充実した研修になる
などの体験談や話がありました。
実際に海外で過ごし、ホームステイや語学研修を経験した先輩からの話は、何よりも価値のある生きた情報となったことでしょう。9期生の皆さんは、来年の語学研修に向けて、期待が膨らんだと思いますので、引き続き学習に励んでいってほしいと思います。また、8期生の皆さんも、今回のシンガポールでの経験を、高校やその先の将来に思いきり生かしていってほしいと思います。

3/14, 15 2学年学習合宿

3/14,15(木、金)の2日間、2年生が学習合宿に行ってきました。
雪がまだ残る高遠青少年自然の家で、生徒が先生となって行う教科の授業を行ったり、探究課題として清陵の魅力を伝えるポスター作りを行ったりしました。驚くほど手の込んだプリントを用意したり、実験を通して理解を深めたり、整った板書で分かりやすい解説をしたり、まさに教師顔負けの授業を展開していました。また、授業を受ける側も、好奇心旺盛に前向きな姿勢がどの教室でも見られました。
探究課題のポスターも、各グループともメンバーの力を結集させ、力作ぞろいの作品が並びました。運動企画や星空観察でも、担当の生徒が率先して準備や運営をまとめている姿が見られ、どの生徒も活躍する場面があったように思います。この合宿の大きなテーマである「研鑽」,「生徒がつくる学習合宿」が見事に実現されていました。
最後の振り返りで「2日間を点数で表すと?」の問いには、多くの生徒が100点の枠に収まらない高得点をつけていました。9期生にとって初めての宿泊行事は、一人ひとりが仲間と協力することのよさや達成感、成果を得られる時間となりました。

入所式
国語
英語
理科
社会
数学
ポスター作り
ポスター作り
ポスター作り
ポスター発表
振り返り会

3/13 バスケ・バドミントンクラスマッチ

3/13(水)、各学年でクラスマッチが行われました。1,2年はバスケットボール、3年はバドミントンをプレイしました。バスケットボールでは鋭いドリブルやパスワークで相手チームの守りを切り崩してシュートを決めたり、一生懸命にリバウンドやディフェンスに励んだり、白熱した試合が繰り広げられていました。3年のバドミントンは、学級閉鎖もあってクラス内での試合となりましたが、スマッシュやヘアピンショットなどを駆使して、レベルの高い戦いをしていました。
どの学年でも、互いの好プレーに歓声があがり、何より楽しそうにプレーしている姿が光っていました。各クラス結果は様々ですが、全力でプレーし、全力で応援する姿が見られ、爽やかな汗と爽やかな笑顔がはじけていました。クラスはもちろん、それぞれの学年として大切な思い出となりました。また、体育委員中心に事前準備から当日までの運営を行い、生徒たち自身の手でクラスマッチという行事を作り上げたこともとても素晴らしいことですね。

3/8-10 海外語学研修6日目~最終日

語学研修もいよいよ後半です。
6日目は、現地のブラザー&シスターとして登録されている学生たちと、バディを組んでの班別研修となりました。事前に班ごと立てた計画に沿って、英語でコミュニケーションをとりながら、シンガポールの有名な地を回りました。研修という意味合いが強かったここまでの日程と比べ、観光を楽しむという意図で設定した1日です。シンガポール動物園やセントーサ島といった人気スポットから、シロサ砦などの史跡まで、各班様々な場所を楽しみ、現地の文化を学んできました。ブラザー&シスターの中には日本語が堪能な学生もいたようで、彼らが日本語で話し、清陵生が英語で話す、という不思議な班もあったようです。研修を終え、集合場所に集まった生徒に話を聞くと「話しているうちに、英語を日本語に変換しなくてもわかるようになってきた」と話してくれた生徒も。約1週間、日本語以外の言語に囲まれて過ごし、短期とはいえ留学と同様の学びを得ている生徒もいたようです。
7日目、いよいよ語学研修最終日となりました。この日はお世話になったホストファミリーと最後に思い出をつくるためのファミリーデーです。家でゆっくり家族と過ごした生徒、お土産のショッピングに出掛けた生徒、まだ行っていない観光地へ連れて行ってもらった生徒、それぞれいたようです。各ご家庭の形で、家族としての時間を大切にできたのではないかと思います。集合場所でのお別れの場面では、生徒もファミリーも涙ぐみながら握手をしたりハグをしたり、充実した1週間だったことがわかる感慨深い瞬間となりました。「帰りたくない!」「絶対また来る!」そんな声があちこちから聴こえてきました。人との出会いは人生においてかけがえのない宝であること、異なるバックグラウンドをもつ異国の人とも分かりあえること、そして英語という言語がその手助けとなること。それらをしっかりと体験することができたのではないかと思います。
帰りの飛行機は深夜便のため、空港に行く前にガーデンバイザベイで夕食とスペクトラショーを楽しみました。フードコートには、世界各地の食べ物が集まっており、他民族国家であるシンガポールらしさを最後に改めて感じられたようです。スペクトラショーは、水と光を使った幻想的なショーです。シンガポールを離れる前の最後に、これまでを振り返るようなしっとりとしたひとときとなりました。現地時間午前1:30にチャンギ国際空港から日本へ向けて出発しました。これまでに3回の入国審査を経験し、空港での手続きは手慣れた様子でした。今後の海外旅行でも役立つことでしょう。疲労もピーク、飛行機の中ではほとんどの生徒がすぐに眠り、往路とは異なる静かな機内での時間となりました。帰国後、中部国際空港から諏訪までバスでの移動でしたが、バスの車中も驚くほどの静けさ。その疲労感が、きっとそのままこの1週間の密度の濃さを表していたのだと思います。海外で過ごす楽しさ、大変さ、日本とは異なる価値観、そして自分の英語力の現状。日本にいては感じられないこと、学べないことを肌で感じた1週間。きっと参加した8期生のこれからの人生において、かけがえのない時間となったことでしょう。本研修の実施にご支援ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。