諏訪清陵高等学校附属中学校

Suwa Seiryo Junior High School

12/15 理科の授業

 3年生の理科では、現在「エネルギー」の単元を学習しています。

 今日の授業では、まず2台の手回し発電機を用いた実験を行いました。導線をつないだ発電機のうち、片方を回すと、もう一方のハンドルが回りだします。そこで、片方を10周回すと、もう一方は何周回るのか調べました。結果は7.5周でした。この実験から、手回し発電機を回すことによって運動エネルギーが電気エネルギーに変換され、もう一方の発電機に伝わることで、再び運動エネルギーに変換されていることや、最初のエネルギーがすべて変換されているわけではないことを確認していました。

 次に、どの程度の位置エネルギーがどの程度の電気エネルギーに変換されるのか、エネルギー変換効率を調べる実験に取り組みました。実験を通して生徒たちはエネルギーの変換効率が思っていた以上に低いことに驚いている様子でした。また、班による実験結果の値の違いの要因は何によるものなのか、どのような工夫をすればさらに変換効率を高めることができるのか、生徒たちの追究はさらに続きます。

 清陵中の理科の授業では、自分たちで実験方法を考えたり、実験の結果から考察し、それを共有したりすることを大切にしています。自ら科学的に問題を解決していく授業に、生徒たちはとても意欲的に取り組み、日々学びを深めています。

 

2台の手回し発電機を使った実験の様子
実験中、それぞれの分担の計測をしています