9/7(木)、1年生が5,6時間目の総合の時間に、諏訪市出身で元都立高校校長の志村明善さんの講演を聴きました。志村さんは、旧制諏訪中学校(現諏訪清陵高校)に長年勤めた地理学者にして教育者の三澤勝衛先生の研究を30年近くされている方で、毎年、本校1年生に「三澤勝衛『風土産業』を読む」の著書を寄贈していただいています。
講演では、三澤先生の著書『風土産業』から、ドイツの農業や諏訪湖の成り立ちについての研究など実践例を挙げながら話をしていただき、「三澤先生の考えは現在にも通じる」として、「身近なところから教材を求め、そこから気づいて真理を発見する」ことや「実物に触れ、自分の頭で考える」ことなど、本校の教育活動の礎となる部分についてお話していただきました。
講演を聴いたある生徒は「自分も身近なところに目を向けて、探究活動を進めていきたい」と言っていました。清陵のスピリットに触れ、清陵生の目指す学びの姿を改めて知ることができました。志村さん、ありがとうございました。