諏訪清陵高等学校附属中学校

Suwa Seiryo Junior High School

3/6,7 海外語学研修4,5日目

4日目は、3日目の日程をABそれぞれ入れ換えての研修でした。
A組はシンガポール国立大学を訪問し、大学生との交流を行い、B組は国際バカロレア認定校を訪問し、キャンパスツアーと講義体験です。
国立大学での交流では、B組に負けずA組の生徒たちも、歌を交えたり、カップヌードルを実際に作りながら紹介したりと、趣向を凝らしたプレゼンを行いました。交流後には「昨日の生徒たちもそうだったけど、中学生と思えないくらい英語が上手だね!」と嬉しい言葉をいただきました。
バカロレア認定校はとにかく設備が先進的で、海外と日本の学校のギャップは大変な刺激になったようです。また、講義体験では元空軍のエンジニアの方から、飛行機の構造についてレクチャーを受けました。もちろんすべて英語ですが、授業者の方の明朗な発話に、自然と聞き入ってしまうような魅力的な講義でした。終了後には、一人一人卒業証書をもらい、現地の方の温かさにも触れながら体験を終えることができました。

5日目はシンガポールからマレーシアに移動し、現地大学との交流とホームビジット(現地家庭を訪れての生活体験)を行いました。
国境を越えるため、入国審査を通過しなければいけませんが、シンガポールよりも厳しい管理官のかたも多く、大変な思いをしながらなんとか英語で乗りきった生徒もいました。
まず訪れたマレーシア工科大学では、多目的ホールで歓迎セレモニーを開いていただき、そのまま交流の時間となりました。入ったときから積極的に話しかけ、コミュニケーションをとろうとしてくれる学生ばかりで、生徒たちは英語でのやり取りを楽しむことができていました。セレモニーでは、現地の伝統的な踊りや、ポピュラーな音楽を披露してくださり、温かな歓迎にこちらの緊張も和らぎました。
お礼として清陵生からは、清陵祭で披露した学年合唱「虹」を披露しました。海外での合唱、なかなかできる経験ではないと思いますが、堂々とした8期生らしい合唱を披露することができました。現地の学生、先生方からも「感動した!」という感想をいただきました、
その後の交流の時間では小グループに別れ、現地の遊びやお菓子を体験したり、日本の遊びも紹介したりと、海外の方との交流でしかできない貴重な経験をすることができました。最初はグループごとでしたが、次第にグループが混ざり始め、終始笑い声に包まれた素敵な時間となりました。世界の共通言語としてポピュラーな英語を学ぶ意義はもちろんですが、コミュニケーションをとりたい、相手のことを知りたい、そういう気持ちがあれば国境はないんだということを実感できたのではないかと思います。

続けて大学からマレーシアのシナラン村に移動し、ホームビジットです。
日本とは全く異なるマレーシアの田舎の風景は生徒にとって大変新鮮なものだったと思います。
最初に村の公民館に集合し、歓迎式を行っていただきました。現地の子どもたちによる太鼓のパフォーマンスもあり、こちらでも温かな雰囲気で迎えていただきました。
その後グループごとのホームビジットとなりました。民族衣裳を着て、カレーなど現地の食事をスプーンなどは使わずに手で食べるなど、そのままの暮らしを体験してきました。小さなお子さんのいる家庭が多く、きょうだいのような雰囲気で交流を楽しんでいました。マレーシアはシンガポールよりもさらに暑く、初めはぐったりした様子もありましたが、体験を終え帰ってくる頃にはすっかり笑顔になり、ファミリーとの別れを惜しむ風景もあり、文化と人の温かさに触れる素敵な時間となったようです。

明日は班ごとに立てた計画に沿って、ブラザー&シスターの大学生と市内班別研修です。色々な文化に触れ、楽しみ学んできてくれることを期待しています。