27日(月)の学びたいむでは、今年度の清陵ディベートの振り返りを行いました。
1年間、ともにディベートに取り組んだグループで集まり、学んだことや課題をまとめ、伝え合いました。
この清陵ディベートについて生徒に話を聞くと「大変!」「難しい!」という答えが返ってくることが多いです。確かに、根拠を集めて論を組み立て、相手の論に応じてその場で尋問や反論を考えるというのは、多くの中学生にとっては難しい活動だと思います。
そんな生徒にとって大変な活動を終えての感想を、各学年少しずつ紹介したいと思います。
【1年生】
・1年やってみて、少し論理的に話す力がついたと思う。先輩方はやっぱり尋問や反駁が上手くて、自分
もあんな風にやればいいのかと学びになった。
・日常で家族や友だちに自分の話を分かって欲しいときにも、理路整然と話す力がついたと思う。
【2年生】
・去年よりも、相手の主張に対してすぐに反論が浮かぶようになった。実際の数値が、議論の根拠とし
てどれだけ大切なものか学んだ。
・自分の置かれた立場(肯定・否定)に応じて、様々な点から広い視野で考えられるようになった。
・内容以上に、メンバーの堂々と話す姿から、自信をもって話すことの大切さを学ぶことができた。
【3年生】
・反論する上でも、まずは相手の話をしっかり理解することが大切。人の話を理解しようとしながら聴
くことができるようになったと思う。これは日常でも活かしていきたい。
・1年の時は意見をぶつけることが怖いと思っていたが、3年間取り組んでその楽しさに気づくことがで
きた。
・言い方は優しく、でも意見は厳しくということをこれからの人生で議論する場面でも徹底していきた
い。
これらはほんの一部ですが、「大変、難しい」と感じる活動に取り組んだからこそ見えてきた価値ある学びが沢山あったのでしょう。日常生活や様々な試験、これらが役立つ場面は今後沢山あるはずです。
せっかく大変な活動を超えて得た学び。よりよく生きるために活かしていってください。